Tester Communityでテスターを集めた話【まんが蔵 Android申請③・第30回】

結論(要点)

  • Tester Communityは無料アプリで、世界中の開発者と相互テストをすることでテスターを集められる
  • 「パック」に参加すると自分以外に15人のテスターが確実に集まり、毎日の起動が保証される
  • テスト開始まで待ち時間が長くなることがあるのが唯一のイライラポイント
  • 毎日起動する義務があるため、他サービスと比べてテスト完走率が高いのが最大の強み

クローズドテストでは12人以上のテスターを14日間継続して確保する必要があります。自力で集めるのが難しいと感じたので、専用のアプリを使ってみました。今回はその中のひとつ、Tester Communityを紹介します。

クローズドテストの仕組みについては前回の記事でまとめているので、あわせて読んでみてください。

Tester Communityとは

Tester Communityは、Androidアプリの開発者同士が互いにテスターになり合うサービスです。無料のアプリとして提供されており、世界中の開発者が使っています。

仕組みはシンプルで、他の人のアプリをインストールすることでムーン(ポイント)を稼ぎ、そのムーンを使って自分のアプリのテスター募集を行います。

Tester Communityの基本

  • 無料で使えるスマホアプリ(英語サービス。ブラウザ翻訳で大半は読めるが、一部翻訳されない箇所もあるので注意)
  • 他のアプリをインストール → ムーン(ポイント)獲得
  • ムーンを消費してテスター募集 or パックに参加
  • 世界中の同じ境遇の開発者が集まっているので人数は確保できる
  • 有料プラン(WEB版・約15ドル)もあり、支払うと25人が自動で割り当てられ、6時間以内にテストが開始される

使い方の流れ

実際に使った手順はこうです。

  1. アカウント登録 — アプリをインストールしてアカウントを作成
  2. Google グループの登録 — クローズドテストのテスターとして使うGoogle グループをTester Community側に登録
  3. ムーンを稼ぐ — 他のユーザーのアプリをインストールしてポイントを貯める
  4. テスター募集 or パック参加 — 貯めたムーンを使って自分のアプリを掲載、またはパックに参加する

個人的にはテスター掲載とパック参加を組み合わせるのがいいと思います。パックで一定数を確保しつつ、掲載でもテスターを集めることで、余裕を持った人数になります。

ムーンの目安(バージョン・タイミングにより異なる場合あり)

  • アプリ掲載(テスター募集):60ムーン
  • パック参加:100ムーン
  • 他の人のアプリをテスト:1件あたり20〜30ムーン獲得
  • 6つのアプリをインストールすれば、掲載とパック参加の両方がまかなえる計算になる
  • ※もらえるムーンは掲載者が有料プランかどうかによって変わる可能性あり

パックとは——確実に15人集まる仕組み

Tester Communityの目玉機能がパックです。パックに参加すると、自分を含めた16人のグループが形成され、全員でお互いのアプリをテストし合います。

パックの仕組みをまとめるとこうなります。

パックの仕組み

  • 自分以外の15人が揃った時点でテスト開始(計16人)
  • テスト期間は16日間
  • 参加者は毎日お互いのアプリを30秒以上起動する義務がある
  • 起動しなかった日が続くとパックから除外される

クローズドテストの突破条件は「自分以外の15人のうち12人が、16日間のうち14日間起動してくれること」です。パックでは毎日の起動が義務になっているため、他のサービスと比べてテスト完走率が高く、この条件を満たしやすいのが強みです。

他の方法でテスターを集めると、途中でアンインストールされていたり、インストールしたまま全く起動していないというリスクがあります。パックの場合はルールで縛られているのでそのリスクが少ない、というのが使ってみての正直な感想です。

唯一のイライラポイント——待ち時間

パックは便利なのですが、開始まで時間がかかるという点だけは覚悟が必要です。

パックは以下の2条件が揃って初めてスタートします。

  • 自分以外の15人が全員そろうこと
  • 16人全員が、他の全メンバーのアプリをインストールし終えること

世界中のユーザーが参加しているので言語や時差の壁もあり、全員のインストールが完了するまでに時間がかかることがあります。「早く始まってくれ」という気持ちになる時間が、唯一のストレスポイントでした。

毎日起動する義務について

パックに参加すると、テスト期間の16日間は毎日他の参加者のアプリを30秒ずつ起動する必要があります。これが正直なところ面倒ではあります。

ただ、日数が経つにつれて習慣になってきますし、「あと○日」という気持ちで乗り越えられる程度です。毎日起動することで自分のアプリも毎日起動してもらえると思えば、モチベーションにもなります。

まとめ

Tester Communityを使った感想

  • 無料で使えて、パックに参加すれば15人のテスターが確実に集まる
  • 毎日起動の義務があるため、他サービスよりテスト完走率が高い
  • 全員のインストールが揃うまで待ち時間が長くなる点だけ注意
  • 世界中の開発者が使っているので人数には困らない(一部日本語にならない箇所あり)
  • テスター掲載とパック参加を組み合わせるのがおすすめ

次の記事では、もうひとつ使ったサービス「Discord + TestCrew」でのテスター集めを紹介します。

📱 蔵書管理アプリ「まんが蔵」― 無料・iOS・Android対応

App StoreでダウンロードGoogle Playで手に入れよう

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


上部へスクロール